どうも革靴ぐまです
月頭はサイクル的にお手入れが続きますが、本日もお手入れをしました。
今回メンテナンスしたのはこちら
スコッチグレイン
インペリアルプレステージのストレートチップ
今回はクレム1925のブラックを使用しました。
革質的に少し磨くだけでナチュラルに光ってくれるので、楽しくお手入れさせていただいております。
(ソールのつま先部分は結構削れてますね笑)
フランスのタンナー、アノネイのボックスカーフが使用されているということで、キメが細かく美しいです。
スコッチグレインでも他のラインの革質とは一線を画する存在感を放っております。
これは購入時についてきたカードで、使用されている革の詳細が書かれています。
革靴好きにとっては嬉しい演出ですね。
磨くたびに、やはりスコッチグレインの上位ラインは上質な革を使っているなあと思います。
ちなみにスコッチグレインのすべての革靴にはシューキーパーが付属していますが、インペリアルシリーズから上のラインでは木製のシューキーパーにアップグレードされています。(それ以外はプラスティック製のシューキーパー)
調べてみると、木製シューキーパーの価格は8,640円(税込)ということなので、かなりお得でございます。
ヒール部分の切り返しもかっこよくてお気に入りです。
そして今回は、コバのメンテナンスにもチャレンジ。
紙ヤスリで細かいキズを目立たなくなるよう削り、コバインキで色をつけて仕上げました。
コバ周りを整えると全体的に引き締った雰囲気になりますね。
最後に後ろからのアングル(そろそろヒールの交換時期が近づいているようです。)
ヒール部分の縫い目も均一で丈夫に作られております。とても美しい。
スコッチグレインはヒールカップが緩いという意見も聞きますが、きちんとフィッティングすれば気になりません。(もちろん英国20万円クラスの革靴と比較すると、フィット感は劣ります)
しかし、フィッティングの初心者は大きめのサイズを選びがちで、ジャストサイズを選べない方が多くいらっしゃいます。
そういう場合話は別で、ある程度履いていくとインソールが多少沈み込み、それに伴い少しかかとの緩さが気になってくることはあると思います。
ですのでスコッチグレインの靴を選ぶときは、新品の状態で少し窮屈だと感じるくらいのものを選ぶことをおすすめします。(革靴全般に言えることかもしれませんが)
そこさえ気をつければ、コスパ最強の国産靴のひとつだと思いますので、ぜひお試しください。
それでは皆さん明日も良い1日を