どうも革靴ぐまです
皆さんはスエードの革靴はどのようにお手入れしてますか?スムースレザーとは全く違う手入れが必要になるので、
「いったいどうやって手入れすればよいのか分からない」という方のために説明していきたいと思います。
今回用意するものは
左から
スエードスポンジ(コロンブス)
スエードクリーナー(ブートブラック)
スエードスプレー(ブートブラック)
ヌバックスエード補色ミスト(コロンブス)
以上です
ケア前の靴を確認してから、お手入れに入りましょう
エドワードグリーン
スエードのウエストミンスター
色落ちが少し気になる頃合いです。
お手入れ開始
汚れ落とし
はじめに豚毛ブラシでほこりを落とします。
(スエードはデリケートですので優しくブラッシングしましょう。)
一通りブラッシングを終えたら、起毛革専用のクリーナーであるブートブラックのスエードクリーナーを全体に吹きかけていきます。(換気の良い場所で行いましょう)
表面が軽く濡れる程度ににスプレーした後、スエードスポンジで優しく汚れを落としてあげます。
汚れと古いスプレーの色が抜けてスッピン状態になりました。(わかりずらい笑)
補色、栄養補給(色抜けが気になるとき)
「最近、色抜けが気になるなぁ」という方は補色も行いましょう。
今回私はスエード補色ミスト(コーヒー)を使用します。
染色効果が高くてに付くと落ちにくいため必ず付属の手袋を使用しましょう。
また、洋服や壁にかからないように気をつけてください。
補色だけでなく、革の栄養補給もできる優れもので配合されているローズヒップオイルのおかげで、保湿・保革効果があり起毛革をしなやかに保ってくれるようです。
ローズヒップオイル
アンデス山脈付近の山岳地帯に生息するローズヒップという植物の種子から抽出されるオイルであり、スキンケアにも使用される天然成分です。これまたスエードにも優しそうな感じですね。
というわけで補色ミストを使用すると・・・
このとおり綺麗なコーヒーブラウンに染まりました。
今回は革の調子を整えるために全体に軽く、色抜けが気になるところ(ヒールやトゥ)にはしっかり目に使用しました。
そして、乾燥するまでしばらく放置しブラッシングもしてあげましょう。
防水
次にブートブラックのスエードスプレー(コーヒー)を吹きかけます。
このスエードスプレーはスエードに防水性を与え、補色効果もあります。
補色ミストを使用しないときにもお手軽に美しい色味を出すことができるので気に入っております。
仕上げにブラッシング
最後に豚毛ブラシで毛並みを整えて出来上がり。
このときも、優しく毛並みに沿ってブラッシングすることを心がけてください。
いかがでしょうか?
手入れ前に比べると色味と毛並みの美しさが蘇ったように感じます。
最後に
以上で本日のお手入れは終了になります。
スエード靴のメンテナンスは難しいんじゃないかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、以外と簡単ですよね。
普段は豚毛ブラシでのブラッシングと防水スプレーを使用していただき、定期的にクリーナーでの汚れ落としと、補色ミストで色褪せ対策を行っていただけると綺麗な状態を維持することができるでしょう。
注意点としては、スエードにはほこりなどの汚れがつきやすいため、こまめにブラッシングを行うこと。(スムースレザーと同様ほこりは革の大敵です)
そして、優しいブラッシングを心がけること。強い摩擦でスエードの毛が抜けてしまうと再生不能ですので大切にしたいところです。
また、汚れや防水スプレーの成分で毛固まってしまった箇所には金属ブラシや、ゴムでできたクレープブラシを使用してほぐしましょう。
そのような場合以外は基本的には豚毛ブラシで事足りると私は考えております。皆様もいろいろ試していただき、ご自身にあったメンテナンスを見つけてください。
ということで本日のお手入れは終了です。
それでは皆さん明日も良い1日を