どうも革靴ぐまです
本日はフランスのシューケアブランド
サフィールの高級ライン、サフィールノアール
クレム1925をご紹介したいと思います
目次
クレム1925
クレム1925ブラック
75mlで2000円の高級クリームでございます。
カラーバリエーションも14種類程あるようです。
やはり高級クリームだけあって容器からも格式高さや重厚感が漂っております。
容器の角張り具合とロゴのデザインがとてもお洒落で、流石フランスのブランドといったところでしょうか。
蓋を開けてみると、驚くべきクリームの滑らかさと軽やかさ!指に取ったときのふんわりとした感触が印象的。
香りも爽やかな感じで悪くないですが、近づきすぎるとやっぱりツーンとしますのでご注意を。
クレム1925の特徴
さてこのクレム1925ですが調べてみると
水が含まれない油性クリーム(防水性)
光沢、補色、栄養、保革・保湿効果
などなどレザーコンディションを整えるうえで、とても良さそうな効果が一瓶に詰まっている感じでございます。
天然成分のみで構成されているようでして、本体裏には以下の成分が表示されております。
私には聞き馴染みのないものばかりでしたので、これまたざっと調べてみると
・高級ビーズワックス
蜜蝋とも呼ばれ、ミツバチが巣を作るときに作る蝋であり、革製品に保湿効果と柔軟性を与える効果があるそうです。この特性から古くからスキンケアに使用されていたとのこと。
・カルナバワックス
カルナバワックスは南米に生息するカルナバ椰子の葉から分泌される樹液から作られる成分で、艶出しのワックスとして車にも使用されるそうです。
・シアバター
アフリカに生息するシアの木種子から採れる植物性の脂肪であり、広く美容に使用され、肌にとると体温で溶けることからバターと呼ばれている。
高い保湿性と馴染みの良さが特徴だそうです。
なんと!革靴にとっては、至れり尽くせりのクリームではないでしょうか!
と使用する前からサフィールさんのこだわりに感心させられますね笑
そして、補色効果も高いとお店の方からお話を聞いておりますので、そこにも注目していきたいところです。
クレム1925を使用する
さて、実際にクレム1925で革靴のお手入れをしていきたいと思います。
本日お手入れする靴はこちら
チャーチのフルブローグチェットウィンド
パーフォレーションの美しさとコバの張り出し具合が絶妙なバランスでお気に入りです。
靴紐を外しシューツリーを入れることをお忘れなく
汚れを落とす
いつもどおり、馬毛ブラシでホコリを落とし古いクリームを落としていきます。
綺麗なすっぴん状態になりました。
クレム1925を塗り込む
私は指で塗っていきます。シアバター配合の効果か指に取るとトロッといい感じに溶けてくれるので塗りのばしやすいです。
クリームがスルーっと革の表面を滑っていく感触と、その直後に革の内部にスッと吸収されていく感じに驚きました。この馴染みの良さはシアバターの効果でしょうか。
水の含まれていない油性クリームであることを忘れてしまいます。
その後、5分間経過するのを待ってください。これは瓶にも記されておりますのでおとなしく従っておきましょう。
ふむふむ、少しムラがありますが、よい曇り具合ではないでしょうか。
そろそろ5分経ったし、成分が浸透したかなーというところで
ブラッシング
豚毛ブラシを使用して磨いてみます。
全体に美しい光沢がでてきました。
触れてみた感じもモチっとして革が元気になった様子です。
クロスで磨く→光らせてみよう
ブラッシング後、クロスで磨いて余分なクリームを拭き取りました。
クレム1925は油性クリームであり、塗り重ねて鏡面磨きをしている人を見かけましたので、私も少しだけ試したいと思います。
ということで、トゥにだけ優しくクレム1925を塗り重ねて、湿ったクロスで地道に磨きます。
その結果
やはりクレムだけでも光りましたー(少しだけ笑)
そして、いつもより深いブラックの光沢に仕上がり、風格が増したように感じます。
腕は必要かもしれませんが、頑張って時間をかければ鏡面まで持っていけそうですね。
感想
使用感
使ってみて一番印象に残っているのは、クリームを指に取ったときのフワッと軽い感触と、伸びの良さと浸透性でした。
私が使用したことのある他のクリームとは全然違うので、とても楽しくお手入れすることができました。
仕上がり
モチっとした触り心地に仕上がったので、栄養と保湿に関してはたしかによいと思いました。クレム1925一本であらゆる効果が期待できるので靴磨き職人がオススメする理由も理解できます。
さらに、補色の観点からも効果が高いと感じました。全体としても美しい黒に仕上がりましたが、重ね塗りして水で磨いたたトゥが特にお気に入り。
濃く深い黒で男らしさを表現したいときに是非使いたい、クレム1925ブラックといった感じ
カラーバリーションも14色程展開されているようなので他の色にも期待。
しかし、クレムだけで鏡面磨きをするには技術と時間が必要になってきそうです。(鏡面磨きをするには当たり前ですが)
私もクレムの使用に慣れ、時間のあるときにチャレンジしたいと思います。
そして、高い補色効果があるということで、黒靴以外に使用するときには慎重にカラーを選ぶ必要があると思われますので、注意していきたいところです。
というわけでクレム1925を使ってお手入れしてみました。本日はここまで!
それでは皆さん明日も良い1日を